シマリスまろんとロボロフスキーの日常

シマリスとハムスターの飼い方、食事、懐かせ方、病気などを日々の出来事を交えてお伝えします。

シマリスの看護

看護の注意点

シマリスが病気になったら動物病院で診察を受け、獣医の指示に従い自宅で看護を行います。事前に信頼の出来る動物病院を探しておくことも大切です。

人間と同様にシマリスも病気の時は体力が落ちているので、普段ならなんでもないことが出来なかったり、体力の消耗に繋がってしまうこともあります。

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ストレスを与えない

静かな飼育環境を整え、よく観察します。

あまり構い過ぎず、安静に過ごさせます。

温度管理

シマリスの適温は20~25度、湿度は40~60%です。

ゲージの近くに温度計と湿度計を置き、エアコンやペットヒーターなどを使用しましょう。

細菌が繁殖しやすくなるので高温多湿は避け、適温を保ちましょう。

食事

食欲不振の場合

少量でも栄養が行き届くよう、栄養価の高いものを与えます。

・ペットミルク

・ふやかしたペレット

・茹でた野菜(サツマイモ、ニンジンなど)

歯の治療をした場合

柔らかく食べやすいものを与えます。

・スライスした野菜や果物

・ふやかしたペレット

・果物のピューレ

投薬の方法

飲み薬

処方される薬は液体状、錠剤、粉末があります。

液体状のものは飲みやすいよう、甘くなっているものもあります。

錠剤で処方された場合はビルクラッシャー(錠剤を粉状にする道具)を使用し、粉状にしましょう。

飲み水のボトルに混ぜる粉末タイプもありますが、シマリスが水を飲む量を把握して薬を混ぜ、飲み切らせることが難しいです。

普段からシマリスの好物を把握し、好物に塗ったり混ぜたりして与えます。

ふやかしたサツマイモやカボチャに混ぜて団子状にしたり、ペットミルクや果汁、ヨーグルトに混ぜます。

薬を飲ませることを最優先として、普段ならあまり与えないアイスクリームやジャムなどに混ぜても良いでしょう。

塗り薬、点眼薬

シマリスに塗り薬や点眼薬を使用することは簡単ではありません。

好物を食べている時に投薬する方法が一番ストレスを与えずに済みます。

与える餌は大きくて食べるのに時間がかかり、頬袋にしまえない殻付きの木の実や大きめにカットしたフルーツなどが最適です。

動いてしまって上手く投薬が出来ないときは、目の粗い洗濯ネットを使用する方法もあります。

塗り薬は口が届く位置では気になって舐めてしまい、自咬症の原因になることがあります。

場合によっては飲み薬を処方してもらうことが必要になるかもしれません。

高齢リスの看護

野生下でのシマリスの寿命は3~4年と言われていますが飼育下では10年以上生きることも珍しくはありません。

6~7歳くらいまで生きる個体が多く、メスの方が長生きの傾向にあるようです。

過去には15歳まで生きたという記録もあります。

老化のサイン

高齢になると身体に様々な変化が見られますが、最初に気が付くのは恐らく運動能力の衰えでしょう。

心肺機能が低下して疲れやすくなったり、寝ている時間が長くなります。

視覚、嗅覚、聴覚が衰え、白内障や腫瘍などになりやすくなります。

歯が弱くなったり、消化機能が低下します。

歯に問題がなければわざわざ柔らかい餌を与える必要はありません。

歯が衰えていたり、餌を食べにくくしていれば、食べやすい餌への切り替えが必要です。

栄養バランスを心がけましょう。

飼育環境

寒すぎたり暑すぎたりしないよう温度管理を徹底し、ストレスのない静かな環境を作りましょう。

シマリスがケガをしないよう、ゲージの底に厚めに床材を敷いたり、止まり木の間隔を短くするなどの工夫をしましょう。

部屋に放すと高いところへ登ってしまい落下事故につながるので、ゲージ内だけでの飼育に切り替える必要があります。

ゲージ飼育が危険になってきたら、ハムスター用の高さのない広めのゲージを使用し、床材を厚めに敷いて身体に負担がかからないようにします。 

まとめ

適切な看護をするために信頼の出来る獣医師と二人三脚で治療にあたりましょう。

高齢になるほど病気にかかりやすく手のかかるようになりますが、どんな時もシマリスを愛し、飼い主として責任をまっとうしましょう。

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